予防歯科に通うメリット6つ!治療内容、予防の理由もわかる
皆さんこんにちは。
甘利歯科医院です。
当院では、地域の皆さんがむし歯や歯周病にかからないよう、予防歯科に力を入れております。
むし歯や歯周病は、一度発症してしまうとそれなりの犠牲を伴う病気であることから、予防するに越したことはありません。
そこで今回は、予防歯科に通うメリットについてわかりやすく解説します。
なぜむし歯や歯周病の予防がおすすめであり、予防歯科に通ったほうがいいのか「予防する理由」もわかりますので、参考にしてください。
予防歯科のメリット6つ
予防歯科に通うメリットはこちらです。
- むし歯や歯周病の予防
- 自分の歯をできるだけ長く残せる
- 汚れを取り除いたきれいな歯の維持
- むし歯や歯周病の早期発見と治療
- 全身の病気の予防
- 治療にかかる金銭的な負担の軽減
順番にご紹介します。
1.むし歯や歯周病の予防
予防歯科に通うことで、むし歯や歯周病を予防することができます。
むし歯や歯周病の予防には、歯のクリーニングが大切です。
日頃のセルフケアに比べて、歯科衛生士によるクリーニング「PMTC」を受けましょう。
また、大人も子どももフッ素塗布を行うことができます。
フッ素塗布を行いたい方は、担当の歯科衛生士や歯科医師にご相談ください。
2.自分の歯をできるだけ長く残せる
日本人は、予防の先進国である欧米諸国と比べると、80歳になった時点で残っている歯の本数が極端に少なくなっています。
日本では「8020(ハチマルニイマル)運動」という80歳になっても自分の歯を20本を残そう、という運動が行われていますが、「平成28年歯科疾患実態調査」
(厚生労働省)によると、75~84歳の51.2%しか達成できていません。
なぜ歯を20本残すことができないのか。
それは、むし歯や歯周病にかかってしまうからです。
実際、日本人が歯を失う原因の第一位は歯周病、第二位はむし歯となっています。
そのため、予防歯科に通ってそれらの病気を予防するだけで、歯を失うリスクを大幅に減らすことができるのです。
3.汚れを取り除いたきれいな歯の維持
歯に付着する歯垢はブラッシングで除去することもできますが、除去しきれなかった歯垢は歯石となり、自分では取りきれない汚れとなって歯に残ってしまいます。
予防歯科では、ついてしまった歯石の除去も可能です。
また、歯には目には見えないバイオフィルムという細菌性の汚れも付着しています。
バイオフィルムの除去はセルフケアだけでは難しいため、予防歯科でクリーニングを行ってください。
予防歯科に通うことで、歯垢や歯石による汚れを取り除いた見た目がきれいな歯をキープし、バイオフィルムを取り除いた衛生的なお口を維持することができます。
4.むし歯や歯周病の早期発見と治療
予防歯科に定期的に通うことで、むし歯や歯周病などお口の異変にいち早く気付くことができます。
むし歯や歯周病は、早期発見、早期治療が大切です。
予防歯科に通い、むし歯が歯の神経まで到達する前に治療を行いましょう。
5.全身の病気の予防
じつは、むし歯や歯周病は、全身の予防の病気につながります。
病気の原因がむし歯や歯周病だけとは限りませんが、予防歯科でお口の中をきれいにして、他の病気を防ぎましょう。
【むし歯や歯周病が原因でかかる病気や不調の一例】
- 心臓疾患
- 慢性腎臓病
- 呼吸器疾患
- 骨粗しょう症
- 関節リウマチ
- がん
- 早産や低体重児の出産、など
参考:「口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連」(e-ヘルスネット|厚生労働省)
6.治療にかかる金銭的な負担の軽減
実際にむし歯や歯周病、その他の病気になってしまえば、治療回数が多くなればなるほど金銭的な負担は増えます。
そのため、金銭的な負担を抑えたい方は、定期的に予防歯科に通うメリットはあります。
日頃のセルフケアと歯科医院での定期検診で、身体全体にかかる金銭的な負担を減らしましょう。
予防歯科の主な治療内容
予防歯科で行う主な治療内容は以下の通りです。
- スケーリング
- PMTC
- フッ素塗布
- ブラッシング指導
- 定期検診
詳しくは当院の予防歯科のページもご覧ください。
予防歯科の受診がおすすめな方はこんな方
予防歯科に通うためには、数か月に一度、歯科医院に通う時間と費用を確保しなければなりません。
むし歯や歯周病のリスクは誰にでもありますので、3~4ヶ月毎を目安に、できる限り多くの方に通っていただきたいとは思います。
特に予防歯科の受診をおすすめしたい方の特徴を紹介しますので、参考にしてください。
●むし歯や歯周病で痛い思いをしたくない方
むし歯や歯周病というのは、進行する過程でかなりの痛みを伴うようになりますよね。
さらに、治療する際にも痛みや不快感を伴います。
そうした苦痛は病状が進行すればするほど、強くなります。
つまり、病気をそのものを予防してしまえば、これから先お口の異常で辛い思いをすることもほとんどなくなるのです。
少しでもむし歯や歯周病、その治療で痛い思いをしたくない方は、日ごろの予防ケアが大切です。
痛みを抑えるために、むし歯や歯周病の治療には麻酔を使うこともできますが、定期的に予防歯科を受診することをおすすめします。
●生涯にかかる医療費を抑えたい方
むし歯にもなっていないのに、わざわざ歯医者さんに通うと、余計な医療費がかかってしまうように感じますよね。
実際はその逆です。
数ヶ月に1回の予防歯科への受診で、むし歯や歯周病を予防、あるいは早期発見・早期治療することができれば、生涯にかかる医療費を減らすことになります。
また、むし歯や歯周病は全身の病気にも関連性があります。
他の病気にかかってしまった場合、歯科医院での治療費のほかにも治療費がかかります。
せめてむし歯や歯周病だけでも予防できれば、生涯にかかる医療費を抑えることができるのではないでしょうか。
予防歯科の受診がおすすめの理由
予防歯科の受診がおすすめの理由はこちらです。
- 健康維持のため
- 医療費節約のため
- 時間の節約のため
先にご紹介した通り、むし歯や歯周病が進行すると全身の健康に影響します。
健康維持や医療費節約、通院時間の節約のためにも予防歯科は定期的に受診することをおすすめします。
まとめ
予防歯科に通うことは少し面倒なことのように感じますが、実はたくさんのメリットが得られる素晴らしいことなのです。
健康が維持されれば、そのメリットも実感しにくくなるかもしれませんが、むし歯や歯周病にかかった時のことを想定すると、予防歯科の重要性を改めて確認できることかと思います。
ですから、むし歯や歯周病を積極的に予防したいという方は、ぜひ当院の予防歯科までお越しください。