歯磨きの理想的な時間は?むし歯や歯周病から歯を守るために
皆様こんにちは。
新鎌ヶ谷駅の歯医者「甘利歯科医院」です。
毎日歯磨きをされている方は多いと思いますが、何分くらい歯を磨いていますか?
今回は、むし歯や歯周病予防のための歯磨きの時間についてお話しします。
歯磨きにかける時間は3分程度が理想
歯磨きは、3分程度が理想の時間ですが、3分きっちり磨けている方は少ないかもしれません。
歯磨きの時間が短いかもしれない…と感じる方は、タイマーを使ってみましょう。
たまには1本の歯に20秒以上、全32本の歯を10分以上かけて丁寧にお手入れしても構わないのですが、歯ブラシを当て続けると歯ぐきを痛めることもありますので気を付けましょう。
丁寧にお口をお手入れするなら、マウスウォッシュや歯間ブラシなど、歯ブラシ以外のデンタルケアも 取り入れてください。
歯磨きは時間をかければ効果的というわけでもない
令和4(2022)年に行われた調査によると、1歳以上で毎日歯を磨く方の割合は、97.4%もいらっしゃいます。
また、毎日2回以上歯を磨く方も79.2%と、多くの方が日に2回歯磨きを行っていることがわかりました。
けれども、25歳以上の8割以上の方がむし歯になった経験があるという結果も出ています。
一日に何回も歯を磨いてもむし歯になってしまう理由は、ポイントを抑えていない歯磨きを行っているからです。
いくら時間をかけても、磨き残しがあれば長時間歯磨きを行っても予防の効果は薄くなってしまいます。
むし歯や歯周病から歯を守る歯磨きの3つのポイント
むし歯や歯周病になりにくい健康なお口を保つために、「3つのポイント」を抑えた歯磨きを心がけましょう。
磨き残しが気になる方は、ドラッグストアで染め出し液を購入して使ってみると、自分の歯磨きの弱点がわかります。
・食べたら歯を磨く(食後30分が目安)
・寝る前は時間をかけて丁寧に磨く
・歯ブラシにプラスしてデンタルフロスなどのケア用品を使う
適切な歯磨きがわからないときは定期検診でプロに聞く
歯並びは一人一人違いますので、自分に合う適切な歯磨きの方法を考えなければなりません。
定期検診では、歯のクリーニングを行いますので、歯垢が溜まりやすい場所を歯科衛生士に尋ねてみましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシなど、デンタルケア用品についてアドバイスを受けることもできます。
また、しっかり噛める健康な歯を維持するためには、自宅での歯磨きなどのセルフケアに併用して、歯科の定期検診でプロのケアを受けることも大切です。
3〜4ヶ月に1度ぐらいの頻度で定期検診に通ってみましょう。