80歳までに20本の歯を残している人は何人くらい?
しっかり噛める歯を残すために
皆様こんにちは。
新鎌ヶ谷駅の歯医者「甘利歯科医院」です。
80歳までに20本以上の歯を残している方は、日本にどれくらいいらっしゃるのでしょうか。
今回は、80歳になっても20本以上の歯がある方の割合と、歯を残すために行いたいことについてご紹介します。
80歳になっても自分の歯が20本ある方は2人に1人以上
令和4(2022)年に行われた厚生労働省の歯科疾患実態調査をみてみましょう。
調査によると、80歳まで20本以上の歯が残っている方は、51.6%でした。
つまり、2人に1人以上ということですね。
平成5(1993)年の調査では、80歳で20本の歯を持っている方は10.9%、平成23(2011)年でも38.3%であったこととくらべると、多くの方がご自身の歯を維持できるようになったことがわかります。
20本の歯があれば「しっかり噛んで食べることができる」
厚生労働省の調査によると、20本以上の歯が残っている場合、「何でも噛んで食べることができる」と回答した方の割合が多くなります。
けれども、19本以下になるとこの割合が減少してしまい、満足な食事ができなくなってしまうことがわかっています。
硬い食品でもしっかり噛んで食事をするには、20本の歯が必要なのです。
しっかり噛める歯を残すためには歯科の定期検診が大切
シニア世代になっても健康的な毎日を送るためには、しっかり噛める健康な歯を1本でも多く残すことを心がけましょう。
そのためには、毎日のお口のケアを丁寧に行い、歯科で定期検診を受けることが大切です。
歯を失う原因は、主にむし歯や歯周病なので、むし歯や歯周病などお口の病気は早めに治療を行い、継続して歯科の定期検診でお口のチェックを行いましょう。
定期検診ではお口に合わせたケア方法をお伝えしますので、毎日のケアに取り入れて適切な歯磨きを行ってください。